震災視察

こんにちは。スズモクの鈴木です。先日、地元工務店の方に案内してもらい被災地に視察に行ってきました。大規模に火災になったところ、建物が崩れてしまった市街地周辺を見てきました。ひどい状況で言葉がうまく言えません。「お見舞いと復旧、復興をお祈り申し上げます。」 という言葉は軽すぎてしまう気がします。崩れた家に関しては2分以内に1階や2階、またはすべてがそうなってしまったということで、避難する時間も無かったのかと思われます。崩れた箇所を見ると、シロアリの被害や金物不足、無理そうな構造など想定外でなく、想定できる内容でした。その中で新しい建物や、古くても交番などはしっかりしていましたので、今であれば耐震等級3の認定は必須かと思います。火災地域に関してはほぼ一体が焼け野原。消火活動が出来なければ、木造はもちろんのこと、鉄骨でも人間の存在できる場所はその場にはないことがわかりました。ただ運もありますが1本の道路挟んだ新築2棟が外壁を焦がしたくらいできれいに残ってました。

また、地震保険の基本料率というものが、都道府県別に設定されています。今までの震災や活断層の位置などで茨城県はトップクラスに高く設定されています。ちなみに令和4年10月の設定では、石川県の地震保険は一番安くあまり被害を考えられていない地域でした。

私は「現状のまま何もしない未来」を見てきたと考えています。いつどこで震度7以上の地震があってもおかしくないのです。1000年に1度と言われる規模の地震が1995年の阪神淡路大震災からで7回記録されています。約30年で7回の発生です。自宅は耐震等級3で新築しましたが、他の古い建物もしっかり何らかの対策をしないといけないなと思いました。今すぐ出来ないとしても、数年以内での計画は立てようと思います。計画を立てないことにはやれるのか、やれないのか検討出来ませんからね。

そういえば、スズモクのモデルハウスの施工が着々と進んでいます。現在基礎工事中。先日の雪で間に合わないかも?となりましたが、天気の合間をすり抜けなんとか進んでいます。上棟は3月19日。パッシブハウス認定物件になります。毎週見に来ていただくと、かなり施工に詳しくなりますよ。ご希望あれば毎週かよってください。

鈴木