尾瀬に行くなら
先日、家族で尾瀬岩鞍までスキーに行ってきました。
毎年宿泊ではお世話になっている「山十旅館」に宿泊です。
いつもお話の大好きな女将さんが、
部屋の案内をしてくれるのですが、
説明と世間話を20~30分くらいしてくれます。(苦笑)
うちの嫁さんも、早くくつろぎたいので、
正直「長~い」と愚痴をこぼしていました。
いい人なんですけどね・・・。
ところが、今年は案内の時点から女将さんがおらず拍子抜け。
おじいちゃんとおばあちゃんが、ややケンカをしつつも(笑)切り盛りしていました。
中学生の息子さんもよく手伝っています。
結局、帰るときまで会えず、女将どうしたんですか?と聞いてみると・・・。
「煙になっちまったよ」
昨年の4月にガンで亡くなっていたということでした。(T_T)
女将さんのスピリットは、息子さんに受け継がれています。
きっと将来もっといい旅館になることと思います。
私たち家族が「山十旅館」を利用していた理由は
1.各部屋にも温泉がひいてあり、24時間入れる。※大浴場もあり
2.子ども料金が安い。家族旅行の見方です!
3.部屋は広々、ゆっくりできる
という感じです。
でも、もし「山十旅館」に泊まることがあるなら
「サービス」という点ではやさしい気持ちで見守ってください。
きっとおじいちゃんとおばあちゃん、中学生の息子さんがメインでは行き届くまでのサービスは現段階ではむずかしいのだと思います。
女将さんのスピリットは息子さんに受け継がれ、いつか開花するその時まで。
この社会は「お金・もの・サービス」だけで、つくられているわけでなく、「やさしさ」でもつくられていると思っています。
この文章を読んだ方が、「みんなにやさしくしよう」そう思えた方がいたらとてもうれしいです。
温かいおもてなしの女将さんのご冥福お祈りいたします。
