正直、地獄の2ヶ月だった・・・

こんにちは。スズモクの鈴木です。いつもスズモクをご活用いただきありがとうございます。やっと真夏日でない日も増えてきましたね。

先日、地獄のパッシブハウスコンサル養成講座が終了しました。休みがないのはもちろんのこと、ほぼ毎日寝る直前の時間まで、図面作成と、関係資料の作成、建築物のエネルギー収支計算ツールの入力。これの大変なところが細かいということだけでなく、設定1cm違っていたら、再作成ということです。AIのこの時代でもアプリが連帯もしてないので、1つ直すところがあると5つくらいは手動でやり直しになるのです。入力も自動などでなく、窓枠の上下左右の寸法の一つ一つ、ガラスの引違いも別のガラスになり、奥行きも、枠サイズもバラバラ。さらにメーカーさんの公表している性能の数字が使えないなどあり、まぁ大変です。そういうこと知ってましたが、全部自分でやるとなるとだいぶ勝手が違いました。毎週宿題が出るのですが、いやー終らない。ほぼ前日深夜か、当日10分前とか。(笑)こりゃ自分でやらないとコンサルの方に時間を割いてもらうのはむずかしいと思いました。スズモクモデルハウスのパッシブハウス認定は自社申請で進める形になります。

ただし自分でやれば、スズモク仕様物件のみと考えれば、パターン化出来れば、50%は同じ資料が使え、年間2~3棟はパッシブハウスをつくれるのかも?正直、スタッフや職人さんがどれくらいついてきてくれるかは心配ですが・・・。

パッシブハウスを知らない方のために、説明します。HEAT20でいうとG3、UA値でいくと0.2くらいで、部材単位、換気、人の熱、家電の発熱などで外部と熱がどれくらい出入りするかなど計算するので、冬でも太陽が出ればエアコンも不要で室内すべて25℃なんていうことが日常になります。地域的環境設計も含みます。建築コストはかかりますが、省エネで健康状態にもよく、ずっと先の世代でも価値のある住宅になります。

もちろんこのような技術、考え方を活用しながら、パッシブハウスの他の仕様も設計・施工してますので、毎年少しずつレベルが上がっていると思っています。もしパッシブハウスにチャレンジしたい!と思ったら声をかけてください。

鈴木